講義概要 授業計画に示す実験題目について、実験、解析および実験レポートの作成を行う。題目ごとに、レポートを提出するが、その際に質疑応答を行うことで実験内容に関する理解を目指す。これらの実験を通して、将来、より高度の独創的な実験を行うための基礎的技術、分析能力を養う。 |
到達目標 (1)有効数字と誤差について理解して、データ処理の方法に習熟する。 (2)実験で使用する測定装置の取扱い方を習得する。 (3)種々の物理量についての計測手法を身につける。 (4)レポートの書き方を習得する。 (5)科学的根拠に基づき客観的に説明できる能力を養う。 キーワード ヤング率、空気の比熱の比、気柱の共振、電気抵抗、電気信号の位相、光の干渉と回折 表面張力、液体の粘性、仕事を介した電気と熱の関係、データ解析、レポート作成 |
授業計画 第1週:ガイダンス 第2週:物理測定における誤差評価 第3週:物理測定における誤差評価 第4週〜第15週: 以下の10題目についての実験(この間、レポートをまとめる機会を2回設ける) 1)微小変位 2)圧力測定 3)共振法 4)ブリッジ 5)オシロスコープ 6)光の干渉、回折 7)重力加速度 8)表面張力 9)液体の粘性係数と流速 10)熱の仕事当量 |
履修にあたって留意すること 予習なしでは時間内に実験を完了することは難しい。教科書を熟読し、必ず予習して、実験にのぞむこと。予め実験ノートをまとめておくと良い。測定終了後、結果や考察をまとめるときには目的と原理をよく復習する。 遅刻の取り扱い;原則として欠席の扱いとなる。 教科書及び参考書 比企能夫、仁平猛、小澤哲、高橋東之 共著 「物理実験コース」 朝倉書店 |
成績評価の方法 全ての実験に出席し、レポートを受理されることが成績評価を受ける最低条件であり、ここで50点が配点される。さらに実験の目的や装置の基本的な使い方、データ処理の方法など全般的な理解について質疑応答を行い、題目ごとに0点から5点を配点する。それらの合計(100点満点)により成績を評価する。なお、提出遅れは減点の対象となるので注意すること。 |
物理実験室 |
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