PICマイコン


PICマイコン(PIC16F84A-10)の特徴
18PIN
AVRよりも歴史が古いので,文献,参考図書が豊富にある.
電源電圧は2.0−6.0V(電池2個で動きます!)
クロックは水晶またはセラミック発振子,RC発振が使える.ただしプログラム書き込み時に,設定する必要がある.
4クロックで1命令を実行する.(つまり10MHzクロックの場合,2.5e6命令/秒)
1024ワード(ステップ)のプログラムが可能.
64バイトのデータメモリを持つ
13ピンのIOを持つ.
IO出力から約25mA流せるのでLEDを光らせるのには十分.
レジスタマップがBank0,Bank1の2ページに分かれている分かりにくい.

とりあえず簡単な回路

ループを使って1秒ごとにLEDを点滅させるプログラムです。単純な回路ですから,水晶発振子を使っている場合には,22pのコンデンサが無くても動くは ずです。



書き込み用プログラム

        LIST    P=PIC16F84A
INCLUDE "P16F84A.INC"
STATUS EQU 03H  ;XXHは16進数
PORTB EQU 06H
TRISB EQU 86H
CO1 EQU 10H ;汎用レジスタ(メモリ)
CO2 EQU 11H ;汎用レジスタ(メモリ)
CO3 EQU 12H ;汎用レジスタ(メモリ)
; PAGE 0
CLRF PORTB
BSF STATUS,5
; PAGE 1
CLRF TRISB
BCF STATUS,5
; PAGE 0
LOOP
BSF PORTB,0
CALL D1
BCF PORTB,0
CALL D1
GOTO LOOP
;1 SEC DELAY
D1 MOVLW 16
MOVWF CO3
D2 MOVLW 100
MOVWF CO1
D3 MOVLW 223
MOVWF CO2
D4 GOTO $+1 ;$は現在のプログラムカウンタ
GOTO $+1
DECFSZ CO2,1
GOTO D4
DECFSZ CO1,1
GOTO D3
DECFSZ CO3,1
GOTO D2
RETURN
END

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実行の手順
1 ソースファイルのアセンブル
MPLABをダウンロードして,インストールする.
MPLABを開き,ProjectWizardで好きな名前のProjectを開く.その際使用するマイコンにPIC16F84を指定する.
Add Files to ProjectでProjectにソースファイル(xxx.asm)を追加する.
BuildAllでアセンブルが成功すれば,xxx.hexができる.

2 hexファイルのマイコンへの書き込み
書き込み用ソフトをインストールする.
書き込み回路(プログラマー)をパソコンに接続する.
書き込み用ソフトを開き,マイコンに書き込む.その際,マイコンの指定(PIC16F84)と発振モード(LP,XT,HS,RC)の指定が必要である.



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